普段当たり前のようにお湯を沸かしておいてくれる「給湯器」。お湯の出ない生活は不便すぎて困りますよね。「おかしい?」と思ってからどうするの?お得に買換える方法は?について実体験を元に、エコキュートの買換えや気になるネット業者、補助金についての解説をしています。
いつでも蛇口をひねれば温かいお湯がでる、毎日でも温かいお風呂が沸かせる、便利な食洗器もお湯のおかげでピカピカに食器を洗い上げてくれる…などなど現代の私たちの生活では当たり前のようにお湯が使えます。特に寒い季節に温かいお湯をたっぷり使えるのはありがたいですよね。
なのでもしエコキュート・給湯器が壊れてしまったら困るし、費用も住まいにかかるコストの中では高い方なので急な出費になり大変です。
ちなみに寿命は10年前後と言われています。
最近お湯の出が良くないなぁ、給湯ボタン押しても反応が鈍いなぁ、など「あれ?調子悪い?」と思ったら早めに対応しましょう。
買換えの予約がすぐに取れたとしても、結局のところ見積り依頼から工事完了までは2〜数週間かかります。
完全に壊れると、大量のお湯をポットややかんで沸かすとか銭湯に通うとか、家族みんなの生活が大変不便になることは容易に想像できます。
「おかしい?」と思ってからどうしたらいいのか、そしてお得に買換える方法について実体験を元に解説します。
なお、ここでは戸建ての給湯器「エコキュート」の買換えについて書いているので、それを念頭に置いて参考にしていただければ幸いです。
壊れたかな?と思ったら ~まずは修理できるか確認~
「ん?最近お湯の調子悪い?」と思うきっかけは色々あると思います。お湯の出方がいつもより悪いとか、操作パネルのボタンを押しても反応が悪いとかですね。
まずは修理・交換できるか確認してみましょう。
そのためにすることは~
1.どのように調子が悪いのか現象をメモしておく
(例)キッチンのお湯の出方がいつもより弱い、給湯器のお湯残量がいつもより少ない、など
・我家の場合は浴槽横操作パネルの「あつめ(沸き増し)」ボタンが反応しませんでした。
その他の蛇口やお風呂の給湯は使用できる状態でした。
2.お客様センターなどに問い合わせてみる
ハウスメーカーや、給湯器メーカーの窓口で上記1のメモを元にできるだけ詳細を伝えて、修理や交換できるか相談してみる。
・我家の場合はどちらの回答も「おそらく基盤が壊れているので修理・交換不可」でした。残念ですが、設置から15年経っているので無理もないです。買換えを検討することにしました。
3. 修理はムリ!なら買換え検討開始 ~下見は面倒でも複数業者を~
相見積もりは大事とよく聞く話ですが、実際に数か所見て回って違いがよく分かり納得して決められました。取り急ぎ飛び込んだ1社で決めてしまうのは後悔の元かも知れません。
実際に下見した業者の比較です↓↓
※既存の設備が460リットルだったので、同じサイズで比較しています。
型番や金額は下見時のもので時期や地域によっては異なる可能性があります。あくまでも参考までに提示します。
A社、B社は実店舗のある家電量販店です。
※工期について
チカラもち 在庫が会社にあれば1週間程度で工事可能。
A社 提携する業者が1社なのでそこの都合によるが、現地見積もりまで約1か月。
B社 提携する業者数は不明だが、在庫があれば3週間~ひと月で工事可能。
※10年保証について
B社 10年保証込みでの金額設定だそうです。
保障について、きっと学長からは「そんなもんいらん!」と言われてしまいそうですが、どの業者からも確実に提案されるので記載しておきました 笑
店舗によって本体価格や工事費用、納期はさまざまだと分かります。
家族会議の結果、ネット業者「チカラもち」に依頼することにしました。
いよいよ業者選定 ~ネット業者ってどうなの?~
日用品のネット通販などはいつも利用していますが、対面で話したことのないネットの工事会社は初めてで少し不安でした。
1.ファーストコンタクトはメールで
とりあえず、ホームページに記載されている問合せ窓口へ、給湯器の調子が悪いという相談からメールでやり取りしました。
今回依頼した「チカラもち」はエコキュート交換工事専門で全国どこでも給湯器工事を請け負うとのことですが、各地域で担当する会社と契約しているそうです。
我家も地元を担当する会社から返信が来ました。
2.地元の担当者とメールや電話で連絡開始
担当者の方はその後のメール、電話、現地での見積もりまでレスポンス良く、対応も丁寧でした。
現地見積もりで確認されたこと
・我家の裏庭にあるエコキュート本体
・浴室の操作パネル
・浴槽の側面にある開口パネル(開けたら奥に配管などがあるそうです)
・キッチン側の操作パネル
・床下収納(工事で床下へ潜るため)
見積り当日に家の中まで確認されると思っておらず、恥ずかしながら大変散らかっていることを伝えました。すると「キッチンの方は写真でいいので~」と担当者から携帯電話を渡されて写メを撮って来たら良しとしてもらえました (^^;
やさしい気づかいを感じました。
3.担当する地元業者について
担当者の所属する会社では、電気工事の職人も自社の社員なので責任の所在が明確であり、アフターサービスまで一貫しているので困ったときは何でも相談をと心強いお話でした。
また、即時対応するために、請け負う工事は自社より1時間圏内の移動範囲に限定しているのも地元会社の強さを感じました。
「困ったときは駆けつけます」を言葉通り実現するためのポリシーだそうです。
4.工事までの納期について
「チカラもち」はネットで全国展開している会社ですが、施工は各地域で契約している地元業者が行います。
全国展開しているのでエコキュートの在庫を多く確保できるそうです。そのため、在庫切れにより入荷待ちで納期が遅れるといったことが少ないそうです。
地元業者に注文する機器の在庫なかったとしても、チカラもちへ発注しておよそ1週間で入荷できるとのことでした。
お湯が出なくて不便だったり、心配する期間が短くて済むのはありがたいですね。
使えたらさらにお得!補助金なども確認しよう
1.国の補助金
「住宅省エネ2024キャンペーン」が始まっています。エコキュート、ハイブリッド給湯器、エネファームなど対象となる条件がそれぞれあります。
※キャンペーンはだいたい毎年あるそうです。
電気屋さんや施工業者さんに確認する時は、申請方法も聞いておきましょう。
※電気屋さんのお話では、国の補助金の見直しは毎年春に決定されますが、だいたい冬の間に補助金の情報は入って来るそうです。
なので、決定される前であっても自分の選ぶエコキュートで適用できる補助金はいくらか、という相談はしてみるといいかと思います。
※参照 「リフォーム情報サイト」より
・我家の場合は、8万円の補助金対象と聞いています。
申請は設置工事後に担当する業者さんがしてくれるようです。以前は施主(依頼主)が申請をしていたそうなので助かりますね。
後日、我家も「チカラもち」から紹介された地元の担当業者さん経由で書類を提出して、予定通り補助金8万円振り込まれていました!
物価上昇中で何かと出費が増えるので補助金は大助かりです‼
2.県や市町村の補助金
国が行っている事業のほかに、都道府県や各地方自治体ごとに独自の補助金事業を行っているケースもあるようです。
ただし、補助金申請に条件をつけている場合もあるようなので確認が必要です。
例)エコキュートは「断熱リフォーム工事」と併せて対象機種を新設する場合のみ補助の対象となる、など
・我家の地域では、残念ながら該当する補助金がありませんでした。
3.(おまけ)会社の財形などの積立金
会社の財形などで積み立てている場合、エコキュートのような給湯器の設置にも利用できる場合があるようです。
財形など積立金の種類によって引き出すのに条件がある場合があったりとその会社によりますが、
・用途自由なもの
・住居の購入やリフォームに限るもの
など、使えそうかどうか会社に確認してみましょう。
・我家の場合は、エコキュートの設置や買換えは「リフォーム」に該当するとのことで、財形を利用できることが分かりました。
せっかくこれまでコツコツと積み立ててきた大事な資産です。この機会に利用することにしました。守る力が発揮できます!
まとめ
毎日当たり前のように使用しているエコキュート・給湯器をお得に買換える方法をご紹介しました。
いざ修理や買換えることになったらどうすればいいのか、始めの対応から見積り、ネット業者の実態?など我家の体験談をもとにしています。
エコキュート・給湯器は家電というより住居設備で買替えとなるとお値段も高価格です。少しでも安心してお得に買換えられるように色々下調べをしました。
特に「チカラもち」の回し物というわけではありませんが、特に普段目にすることのないネットの交換工事専門会社について、実際に話してみて知ったことばかりなので気になる方の参考になればと思って細かく書きました。
そして繰り返しになりますが、補助金はそれぞれ申請方法や金額が違いますが使えたらかなりお得なので要チェックです!
あれ、壊れたかも!?と思った時に慌てず落ち着いて行動できるように、皆さんの参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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